アンチエイジングの星3 ミトコンドリア1

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細胞の約10%から20%を占めているミトコンドリア。
生物の授業でその姿を習った記憶が
皆さんにもあるのではないでしょうか?
先生が大事だ、大事だと言っていて、その働きには
注意を向けなかったものの、教科書に載っている
ミトコンドリアの絵が衝撃的で、
スゴイくせに和式便器みたいな形をしているやつ、という
イメージだけが先行し、その名前の妙な響きと共に
友達とよく分からない事があると「ミトコンドリャー!!」と

叫んでいた中学生時代でした。
和式便器のイメージは単に途中からミトコンドリアの
断面図を示していたが為にそう見えただけで
本来なんの関係もありませんので念のため。
さて、こんなミトコンドリアの真の働きはエネルギーの生産です。
ですが昨今それ以外のいろいろな機能に注目が集まっていて、
アンチエイジング、若返り、認知症、老化といった関連のものに
因果関係があると指摘されています。
更にはガンの発生にミトコンドリアやミトコンドリアDNAが
関与しているという説まで上がる、注目の
1995年に発表された「パラサイトイブ」は
衝撃的だったですよね。
ミトコンドリアのDNAは母親のミトコンドリアのDNAを
引き継いでいまして、実は今の全人類のミトコンドリアは
大昔のたった一人のアフリカ人を母としていることが
判明しているのです。
「人類皆、兄弟」とは正に本当の事だったんですね。
ミトコンドリアは細胞の中に含まれている細胞内小器官です。
1つの細胞の中に数百個から数千個も存在しますから、
人間の体全体で言ったら、えーっと数えきれない
膨大な数になります。
人間は約60兆個の細胞からできていますからね、
この先の単位が分からないくらいの量になります。(お恥ずかしい)
臓器によって含まれるミトコンドリアの数は変わりますし、
エネルギー代謝にかかわる細胞ではミトコンドリアの量は
多くなっています。

ミトコンドリアは細胞内で分裂、増殖を行う事ができます。
その全てが酸素を使って糖や脂肪、炭水化物を分解して
そのエネルギーを細胞内で使えるATPに変換しているわけです。
エネルギーを体内で作り出す唯一の器官。
信じられない事に、呼吸で得た酸素の90%以上を
ミトコンドリアが利用しています。
言い換えれば、私たちが呼吸をして
食べたり、飲んだりしているのはATP
を作り出す為の行為なのです。
ここで作られたエネルギーがタンパク質の合成や
神経伝達、筋肉の収縮、ホルモン調整の情報を
体内に伝える情報源になったりと、
人間の生命の営みのあらゆる場面にかかわってくるのです。
つまりミトコンドリアが多ければ多いほど、
エネルギーを製造する場所が多いということになるわけです。
ミトコンドリアの数が多ければ多いほど
ミトコンドリア1個が生産するエネルギーの量は少なくなり
一個当りの負担が減りますから、無理の無い条件下で
脂肪、糖分と言った物を燃焼させることができます。
先日爆笑問題が出ていたテレビの番組で
2匹の同年齢のニホンザルの写真を見せて、
何が違うのかというような質問をしていました。
あきらかに2匹の見た目が違います。
同年齢だと言われてもにわかに信じがたいです。
片方は成熟していますが、老いている、という感じはありません。
他方は毛のつやもなくなり、まばらな毛並みに
地肌が見える場所すらありました。
猿の顔はそんなに個体で変わらないのかと思いきや、
顔つきも明らかに「お年寄り」でした。
この2匹の猿の大きな違いは何と、ミトコンドリアの数でした。
ミトコンドリアに数が多い程、若くいられたのです。
アンチエイジングの星、とは正にこの事ですね。
ミトコンドリアの数を増やすには、適度な運動しかないと言います。
本当でしょうか?
まず有効な方法としては運動が上げられるので、
そこから紹介していきましょう。