アンチエイジングの星2 ポリアミン

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ポリアミンは体の新陳代謝の維持に欠かせない話題の成分です。
成長期などの新陳代謝が活発な時期には
盛んに体内でアミノ酸から合成されています。
しかし年齢と共にその体内合成は低下していきます。

アルカリ性のポリアミンは細胞分裂時の遺伝子の複製などのときに
必要となっているのですが加齢と共に減少するので
ここにアンチエイジング効果があるのではないかと期待されています。
世の中にはアンチエイジングを前面に押し出した健康食品や
サプリメントは数多く存在していますが、
どれも老化で減少する生産物質を補うタイプのものが多いです。
ポリアミンは遺伝子をスムーズに動かす”潤滑油”のような
役割を果たす物質です。
言い方を変えれば、ポリアミンがないと
細胞分裂や増殖は行えないのです。
また、がん細胞ではポリアミンの代謝調節に異常が認められており、
またポリアミンには神経毒として

疾病を誘発するものも見出されています。
簡単に良い効能だけを信じて飛びついて、バランスを崩した食生活を
してまでも特定の成分をとるような生活はオススメしません。
ポリアミンは現在研究が進められている注目の成分、
まだ効能も悪影響も明確に限定されてはいないのです。

そんなポリアミンですが、特に難しい努力をしなくても
体内に摂取をすることはできるのです。
ポリアミンは私たちが通常口にする食材の中にたくさん存在しています。
何故かって、あらゆる生物の中にポリアミンは存在しているからです。
ウィルスから人体まで、あらゆる生体の中に含まれていて
細胞分裂や蛋白合成の活動に関係しています。
生命体には欠かせない成分なのです。
出産後10日から2週間前後に特に多くなるので、
消化器成熟化や乳児の成長促進に関係しているとも言われ、
更には記憶に関与するとさえ示唆されています。
様々な食材の中に含まれていると言いながらも、
お米、小麦、牛乳、卵といったものの中には
殆どポリアミンが含まれていません。
逆に多く含まれる食品は、きのこ類、納豆、大豆、
小豆、チーズなどがあげられます。
以前テレビ番組で取り上げられたことがあるようですが、
納豆を常温に戻す、食べる直前に醤油を加える、選ぶなら引き割り、
よくかき混ぜるといい、などとポリアミンを増加させる方法を
紹介したりしていましたが、そんなことをしても
ポリアミンの数は増えません。
おいしく食べられる、食感が変って楽しめる、

といった利点はあるでしょうが。
逆にヨーグルトといった腸内にポリアミンを作り出す細菌を増やす
良い環境を準備しておく、ということが大切でしょう。

それを考えるとやはり、健全な腸内環境が大切だと言うことに行き着きます。
いくらヨーグルトを食べて、納豆を頻繁に摂取したとしても
腸壁にいらないカスがこびりついていて、
更には堆積したカスが腐敗し、毒素を発生させているような
腸では健全な成分が体に取り込まれるチャンスも激減です。
デトックスの勧め、大腸クレンジングをオススメする理由はここにあるのです。
「効果がない」などと次々に新しいアンチエイジング素材や
食品を試す前に、自分の体の仕組みがちゃんと動いているかを
確認する必要があります。
その仕組みが確立されていないのであれば、
何よりもまず、お通じを確立する努力を
食べれば余分なものは体から排泄されていくはずです。
ストレスや過食、生活リズムの乱れ、運動不足
こういったものがホルモンのバランスや代謝に影響を与えるのです。

ストレスがかかると胃が痛む。
旅行などに行って環境が変るとお通じのタイミングがずれる。
これは私たちの消化器官がストレスを受け止めている証拠と言えるでしょう。
ただでさえストレスを貯めてしまう腸に
宿便や便秘で負荷をかけるのはあまりにも可哀相です。
体の中はなるべく新しいもので満たしましょう。
腸は体の下水管です。
入れたら出す、のリズムを確立して
快適な腸内環境を作って行きましょう。