冷え1 ストレス冷え

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意外かもしれませんが、ストレスがかかると体が冷えるんです。
知っていましたか?

当然ですが、「ハイ、ストレスかかりました〜!」
「了解!体温グングン下がりまぁす!」ってな訳ないですから、
なかなか気づきにくいものです。
慢性的な緊張に体がさらされると、自律神経やホルモンの働きが
鈍くなり、その結果体温調節が上手く出来なくなってしまうのです。

イライラするとお腹の辺りが冷えてくる気がする、
そんな経験がありませんか?
発表会の前、面接の前、入学テストの前。初めて行く学校。
お腹が痛くなったりしませんか?痛いだけではなくて、
お腹が緩くなってトイレに駆け込んでみたり・・・・
自律神経は内臓の機能を調節するものと、内臓からの情報を
中枢神経に伝える2つの軸から成り立っています。
循環、呼吸、消化、発汗、体温調節、内分泌機能、
生殖機能、代謝などの自分ではコントロールできない機能を
制御しています。

緊張のホルモンであるアドレナリンやノルアドレナリンの分泌は
血管の収縮を引き起こし、結構が悪くなって体温低下に繋がります。
心拍数が上がるのはこのためです。
十分な休息もとらずに毎日毎日繰り返し過度なストレスの環境下で
生活していると血行不良になって体温が低下してしまいます。
ここから慢性的な冷えが始まるケースも多いのです。
忙しい、というものもストレスですが好きな事をやっていて
忙しいという時は、ワクワクしながら動いていますから、
脳からの熱生産量が増えて体は逆に暖まるものなのです。
好きでもない仕事を仏頂面で黙々と時間に追われて
必死に毎日をやり過ごしている。しかも忙しい。
そんな生活をもしあなたが続けているとしたら、
冷え性になっている可能性が高いです。
思い当たるふしはありませんか?

私たちの生活には節目節目に生活のパターンや
周囲の環境、人間関係を大きく変えるようなライフイベントが
いくつもあります。それらの全てがストレスになる可能性があります。
困った事にストレスの感じ方は人それぞれなので、
Aさんにとってはストレスに感じられる事も
Bさんにとっては適度の緊張感となって更に頑張れる目標に
向かってのモチベーションになったりもします。
知らず知らずに不適切な発言をして傷つけたりするのも
こういった捉え方の違いからです。

このストレス要因に対して体は”守ろう!”という自衛システム
が働きます。人間の体は上手く出来たものです。
守ってくれているはずのシステムが
ストレスが原因で狂ってしまうのです。
脳の視床下部はストレスを認識すると、体にダメージを受けた
ということでダメージを回復させる「コルチゾール」という
ホルモンを分泌させます。この物質は副腎から出てくるのですが、
あまりにもストレスのかかっている時間が長くなると、
副腎が疲れてしまいますから、今度は脳が
「副腎を休ませないとヤバイ!」とうことで必要なホルモンを
分泌させるのを止めさせてしまいます。
ストレスがあるにもかかわらず、それに対処するホルモンは出てこない。
血流は悪くなり、代謝も下がり、細胞エネルギーも下がって
低体温になる、ということです。
集中も緊張です。体を冷やさないよう、気をつけましょうね。