砂糖は麻薬13 低血糖症とは

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砂糖を多く摂る子供はキレ易いという話をしました。
実際の調査研究の中には
34歳までに暴力性がみられた調査対象者の69%は、
子供時代にチョコレートなどの甘い菓子類を
ほぼ毎日食べたということが分かった、
というものがありました。

「子供に甘い物やチョコレートを恒常的に与えると、
欲しい物を手に入れるのに待つことを学ばなくなる」
という説明が有力だとした上で、
「満足感を後回しにできないため、
非行との強い関連性が指摘される、
より衝動的な行動にかき立てられる可能性がある」と指摘。
「子供に菓子を持続的に与えると、
衝動的になり、欲しい物を攻撃的手段で
入手しようとする傾向を生む可能性がある」
との説明がありました。

何もキレ易くなるのは子供ばかりではありません。
低血糖症という病態があることを知っていますか?  
お菓子やアイスクリーム、
炭酸飲料などの摂り過ぎによって引き起こされる
血糖値の異常、それが低血糖症、
あるいは反応性低血糖症と呼ばれる病気です。
名前の通り、血液中の糖分(ブドウ糖)濃度
=血糖値が正常の範囲を超えて下がるため、
カラダは常にエネルギー不足の状態に陥ってしまいます。
この影響を最も受けるのが、私たちのカラダの司令塔「脳」なのです。
脳は、血液中のブドウ糖を唯一のエネルギー源に活動する器官です。
血糖値が下がった状態のままでは、
脳は正常にはたらくことができず、頭がボーッとし、
集中力がなくなり、さらには無気力になっていきます。

仕事が立て込んで、時間も忘れるほど
わーーーーっと頭を使って
集中して仕事をした後に甘い物が食べたくなる事が
ありませんか?血糖値が下がったのが
分かる時すらありますよね。
集中力が欠けてきて、ミスが多くなったりして来た時は
血糖値が下がったことを疑うのも必要でしょう。
何も血糖値は甘い物で上げる必要はありません。
お菓子のみで上がる物でもありません。
では、なぜお菓子類の摂り過ぎをこんなに深刻に
とらえているのかをご説明しましょう。

低血糖症になってしまうそもそもの原因は、
糖分の性質にあります。菓子類に含まれる糖分は
カラダへ吸収されるのが速いため、
急激に血糖値が上昇してしまいます。
このため危険を感じた体は、血糖値を平常範囲へ戻そうと、
すい臓からインスリンを分泌し、血糖値をこれまた急激に下げていく。
ここまでは体の正常な機能ですから、何も問題はありません。

ですが「、菓子類を多く摂る生活が長く続くと、
すい臓が疲れてうまく機能しなくなり、
必要がなくてもインスリンを分泌し続けたり、
少しお菓子を食べただけで過剰に反応し、
必要量以上のインスリンを分泌するなどして、
常に血糖値が下がり過ぎた状態が続くことになるのです。
これが低血糖症です。

低血糖の状態になると、脳がエネルギー不足となり、
思うように活動できなくなるため、
頭がボーッとしてきて、気力もなくなってくる。
そこで脳は、低血糖の 状態から脱しようと、
アドレナリンというホルモンの分泌を促し、
体内に蓄積されている糖分を血液中に出して
正常な血糖値にするよう指令を出すのです。

アドレナリンが分泌されるとどうなるか、
想像に難くありませんね。
次回はこの先を詳しくお話しして行きます。