砂糖は麻薬3 依存

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砂糖は白い麻薬。
そういう話をしてきました。
それでは依存と呼ばれる条件というものはあるのでしょうか?

最新の研究により、砂糖は実験動物の脳に対し
多くの依存性薬物と同様の効果をおよぼし、
砂糖依存症を起こすという新たな証拠が提示されました。

プリンストン大学のBart Hoebel教授らが
数年間にわたりって行ったラットを使った砂糖依存症の研究(pdf)
では、これまでに依存の3大兆候のうち2つ
(摂取量の増加および離脱症状)が確認されていましたが
今回渇望と再燃が確認され、依存の診断基準がそろったとのこと。
砂糖は麻薬と同じ、と言っていたのはここからです。

「砂糖の過剰摂取が本当に依存の一種だとすれば、
砂糖依存者の脳に対する持続的な効果があるはずだ。
渇望と再燃は依存の決定的な要素であり、
わたしたちはラットにおいてさまざまな方法で
この渇望と再燃の発現を証明することができた」と
Hoebel教授は述べています。

実験では砂糖を多量に取る事を習慣づけたラットに
一定期間砂糖の供給を絶つと、供給を再開したときに
砂糖を得るための労力をいとわなくなり、
摂取量も今までになく多量になるという結果が出ました。

麻薬に溺れたジャンキーは、ヤクが切れるのを嫌がり、
更なるヤクを求めて、犯罪であろうと、危険を冒して
それを入手するために何でもやる。

このヤクの部分を砂糖なり自分のお好きな甘いお菓子なりに
置き換えてみて下さい。
流石に犯罪には手を出さないでしょうが
いけない、また食べちゃったと反省してはいても
止められない。一つでやめればいいのに、
2つ、そして違う種類のお菓子へとエンドレスに
手が口に甘い物を運んでしまう。
これは中毒なのです。嗜好の問題のレベルではなく
体内で分泌されている化学物質のなせる技なのです。

空腹時に砂糖を多量摂取するラットの脳内では、
コカイン・モルヒネ・ニコチンなどの依存性物質による変化と
似た神経化学的な変化が起こっています。
空腹なラットが砂糖を摂取すると、
側坐核にドーパミンが放出されます。
このドーパミンによる快感が動機となり、
砂糖摂取を反復することにより依存が生じるのです。

もう少し詳しく化学変化を見てみましょう。