砂糖は麻薬2 麻薬成分とは

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では今日は実際にどういう働きを砂糖が体内で引き起こしているのか詳しくみてみましょう。

砂糖は体内に入ると、脳の脳内の神経伝達物質であるドーパミンやセロトニンの分泌を促します。甘い御馳走を食べた後、脳はオピオイドと呼ばれる化学物質を分泌します。これは脳内麻薬と呼ばれるものです。

研究者たちは今では、ときに砂糖を渇望している時に活性化している脳の領域が、麻薬中毒者が麻薬を切望する時に活性化している脳の領域と同じでありる、という証拠を発表しています。常習性があり、更に更にと量を求めて渇望して自分でのコントロールがつかないほどの禁断症状さえ引き起こす可能性のある作用を引き起こすのが砂糖なのです。
タバコやアルコール、麻薬に関しては誰もがこぞってその健康への弊害を声高に叫びますが砂糖の害については誰も言葉を発しません。それだけに患者は自分が砂糖中毒になっているとは気づかない事がほとんどですし、それをどうして克服するかもよく分からないのが現状なのです。さて、先ほどのオピオイド。これは一体何者でしょう?脳内麻薬様物質(オピオイド)は交感神経系の興奮によって、ギャバ神経系から分泌されるエンケファリン、エンドルフィンなどを指します。オピオイドは阿 片などの麻薬に極めて近い構造をしているのです。オピオイドの過剰放出は大脳辺縁系の扁桃体、海馬などにダメージを与えることで知られています。オピオイドの大量分泌によって体は精神活動の麻痺や感情鈍麻といった状態に入ります。ちょっと難しいですね。

扁桃体に損傷を受けてしまうと、私たちは「恐ろしいもの」「いやなもの」に直面しても避けようとしなくなります。怖い、という感覚が麻痺してしまうという事です。これは怖い物の度合いにもよりますが、命を危険にさらすことにつながります。普段なら危ない、という危険信号が脳に届くはずなのですが、その信号が阻害されてしまっているという事です。

砂糖を多量摂取しなくても、オピオイドが分泌されることがあります。「ランナーズ・ハイ」って耳にした事はありませんか?マラソンによってオピオイドが分泌された状態のことを「ランナーズ・ハイ」と呼びます。このオピオイドは強烈な幸福感をもたらしてくれるのでより一層のオピオイドを求めて更に突っ走る、そういうサイクルがあります。これが正に中毒たるゆえんです。