水の話1 軟水と硬水

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今日は水の話です。
水は体を維持していくのに大切なもので、
食べ物を食べずにいても数週間は生きながらえられますが、
水が飲めないでいると、人間はすぐに死んでしまいます。

水には大きく分けて軟水と中硬水と硬水の3種類があるのを
ご存知でしょうか?
ミネラルウォーターの種類がいくつもあって、
それぞれが売りにしているのも
ここが大きなポイントです。
日本やアメリカでは水に含まれるカルシウムとマグネシウムの合計量
を炭酸カルシウムの量に換算した物を硬度として数値化しています。
硬度を表す方法は国によってまちまちなので、注意しましょう。

カルシウムとマグネシウムの合計量が多い物を硬水、
低い物を軟水と分類しています。
一般的な数値(WHOの基準とは若干異なります)は
100mg未満を軟水、100~300gを中硬水、300以上を硬水としています。

海外旅行をした時に、
シャンプーをして、「アレ?泡があんまり立たない。
今日は随分出歩いたから、髪も汚れちゃったんだなー。」
そう思った経験はありませんか?
実はコレ、お水の硬度に関係しているかもしれないんです。

日本のお水は軟水で、
海外、特にヨーロッパのお水は硬水であることが多いです。
私は軟水が好きで、
南アルプスの天然水(30)
ボルヴィック(50)
六甲のおいしい水(84)あたりを好んで飲みます。

苦手としているのがコントレックス(1555)です。
数字の開きを見てみると、
カルシウムとマグネシウムの含有量が1500以上も違うんです。
同じフランスのお水でも、
エヴィアンは硬水ですから、面白い物です。
軟水は平たく言うと、味がない水です。
であるが故にお料理に使うととても素材の味をよく引き出す事が出来ます。
口当たりもまろやかで、香りも引き出しやすいです。

では体にはどういう影響があるんでしょうか?

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軟水は浸透が早く、吸収性に優れています。
敏感肌や赤ちゃんには飲むだけでなく、
肌に直接ふれるお水は軟水の方が負担が少ないです。
デメリットは何にもありません。

一方硬水ですが、
スポーツ後のカルシウム補給に役立ちます。
汗とともに体のミネラル分も体外に出て行ってしまいますから、
激しい汗をかいた後のミネラル補給は忘れないようにしましょう。

ではデメリットとはなんでしょう?
お通じが良くなる、と称して飲まれているお水がありますね。
概してこれは硬水であることが多いです。
それはミネラル分の多い水を飲み過ぎると下痢をするからです。
お通じが良くなるのは、これが理由だったりするんです。
ちょっと「え!」ですよね。
胃腸が弱い人、抵抗力の少ない人が
硬水を飲むとお腹をこわしてしまいます。
実は胃腸に負担をかける水です。

硬水を使って料理をすると、タンニンやカフェインが溶解しずらく
食物繊維を硬くさせる性質があるので、
煮炊き料理、コーヒー、紅茶には適さないです。
逆にパスタを打つ時に硬水を使うと
麺にコシがでます。

そう考えると、日本の料理は煮炊きが多いですよね。
そういったことも先人は知っていて
日本の風土と水に適した調理法でのレシピを
多く作り上げていたのかもしれません。

ヨーロッパは肉が中心の食生活で、
ミネラルが不足しがちなため、硬水を飲む事で
ミネラル分を補っていたのでしょうか?
こう考えると不思議ですよね。
住んでいる国の風土にあった食べ物を食べるといい、
それはこういう理由もあるんでしょう。